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報告書

地層処分場におけるガスの拡散・移行に関する検討

棚井 憲治; 佐藤 治夫; 村上 文啓*; 井上 雅弘*

JNC TN8400 99-045, 108 Pages, 1999/11

JNC-TN8400-99-045.pdf:4.48MB

高レベル放射性廃棄物の地層処分における人工バリア候補材料の一つである炭素鋼オーバーパックから発生した水素の緩衝材中の移動特性と水素ガスが及ぼす影響について検討するため、緩衝材の候補材料であるベントナイト単一材料および30wt%ケイ砂混合材料を対象とした溶存水素の拡散試験およびガス移行試験を実施し、基本データの取得およびガス移行メカニズムの把握を行った。また、これらの試験により得られたデータに基づいて拡散およびガス移行それぞれに関わる解析的検討を実施した。溶存水素の拡散試験結果から、ケイ砂混合系(ケイ砂混合率30wt%,乾燥密度1.6Mgm-3)での拡散係数は、10-11m2s-1$$sim$$10-10m2s-1の範囲にあり、諸外国の試験結果の範囲とほぼ一致していた。また、拡散係数は、乾燥密度1.6Mgm-3に比べて1.8Mgm-3の値がやや小さく、また、25$$^{circ}C$$に比べて60$$^{circ}C$$の時の値の方がやや大きい傾向を示した。ガス移行試験においては、ベントナイト単一材料で乾燥密度1.8Mgm-3の場合におけるガス有効浸透率は、10-21$$sim$$10-20m2程度であり、30wt%ケイ砂混合系で乾燥密度1.6Mgm-3の場合10-17m2程度である。また、ガスがベントナイトを透気するための破過圧力は乾燥密度に比例して大きくなる傾向にあるとともに、膨潤応力にほぼ比例しており、その値はおおむね膨潤応力程度と推定された。さらに、繰り返し試験結果から、ガスの移行によって緩衝材中に生成される移行経路は、ベントナイトの自己シール性によって修復されることがわかった。溶存水素の拡散解析の結果からは、炭素鋼オーバーパックの腐食速度を5$$mu$$my-1,溶存水素の拡散係数を2x10-11m2s-1とした場合、水素発生開始から1万年後にはオーバーパックと緩衝材の界面にガス発生量の81%程度が蓄積するとともに、その蓄積圧力は16MPa程度であることがわかった。一方、ガス移行解析では、発生した水素ガスのほぼ全量が周辺岩盤に移動するとともに、間隙圧力への寄与は小さく、かつ、緩衝材中の間隙水の排出量も30年以降ほぼゼロに近い値となることがわかった。これらより緩衝材や岩盤の構造力学的安定性や核種移行に影響を与えないことが示された。

論文

通気砂層中における放射性核種の挙動; 共存イオンおよびシルトの影響

武部 愼一; 山本 忠利

Radioisotopes, 35(2), p.70 - 76, 1986/00

通気砂層中における$$^{6}$$$$^{0}$$Co,$$^{8}$$$$^{5}$$Srおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csの放射性核種の挙動に及ぼすシルトと共存イオン(Ca$$^{2}$$$$^{+}$$,HCO$$_{3}$$$$^{-}$$)の影響について検討を行った。実験では、流出液と砂層の放射能濃度を測定し、各放射性核種の流出特性と移動特性を調べた。$$^{6}$$$$^{0}$$Coはシルトの含有量に対して複雑な挙動を示し、またCa$$^{2}$$$$^{+}$$に強く影響を受け、深部へ移動したが、HCO$$_{3}$$$$^{-}$$の影響を受けなかった。$$^{8}$$$$^{5}$$SrはシルトおよびCa$$^{2}$$$$^{+}$$の影響を強く受け、深部への移動が多く見られたが、HCO$$_{3}$$$$^{-}$$の存在下では、難溶性の$$^{8}$$$$^{5}$$SrCO$$_{3}$$を形成し、移動し難かった。$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csはシルト,Ca$$^{2}$$$$^{+}$$およびHCO$$_{3}$$$$^{-}$$の影響をほとんど受けず、砂層表面に大部分吸着された。したがって、シルトおよび共存イオンは、放射性核種の通気砂層中での挙動を支配する、重要な一つの因子となることが明らかとなった。

報告書

地中シミュレーション装置の製作

山本 忠利; 大塚 芳郎; 武部 愼一; 大貫 敏彦; 小川 弘道; 原田 芳金; 斎藤 和明; 和達 嘉樹

JAERI-M 84-125, 122 Pages, 1984/07

JAERI-M-84-125.pdf:3.0MB

天然バリア(通気層および帯水層)中における放射性核種の移動特性を調べるため、自然状態の土壌を用いて試験できる地中シュミレーション装置を制作した。本装置は、地下水位より上部にある通気層用装置(通気層カラム:300mm$$phi$$$$times$$1200mmH)および地下水位にある帯水層土壌を使用する帯水層用装置(帯水層槽:900mmW$$times$$3000mmL$$times$$4450mmH)から構成されている。本報告は、地中シュミレーション装置の概要をまとめたものであり、装置の機能および機器仕様、障害解析、安全対策、事故解析および層さマニュアル等について記述している。

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